識者によるおすすめの作品コメント 江間 江美

江間 江美  Emi Ema

photo 眞野 敦
photo 眞野 敦

▼略歴

1971年/神奈川県生まれ
1996年 / 東京藝術大学絵画科日本画専攻卒
2004年~現在 / 静岡県立沼津西高等学校芸術科美術専攻 非常勤講師

 

▼展示歴

2010年 / 個展三島あぐり
2017年 / グループ展「日本画家の仕事展」静岡ノアギャラリー
グループ展「HANDS展vol.6」沼津ENギャラリー
2018年 / グループ展「市場町工場再生計画」DHARMA沼津
2019年 / グループ展「そこに在る富士山」静岡Botanica・DHARMA沼津
個展三島信用金庫長泉支店ストリートギャラリー
2020年 / グループ展「春待ちSelection」銀座画廊美の起原
グループ展「美の起原展奨励賞受賞展」銀座画廊美の起原
グループ展「冬の芸術展2020」みなとみらいギャラリー
2021年 / グループ展「新春Selection」銀座画廊美の起原
グループ展「Art Market in 台場」GALLERY21
個展「揺るぎないものたち」静岡県沼津市イシバシプラザ
2022年 / グループ展「ARTIST  NEW GATE 2nd ファイナリスト展」あべのハルカス近鉄本店
グループ展「ARTIST NEW  GATE〜神戸セレクション〜」大丸神戸店
グループ展「ARTIST NEW GATE 〜松坂屋セレクション〜」松坂屋名古屋店
2023年 / 個展「あわいを彩る」銀座

gallery seek
個展「呈色」あべのハルカス近鉄本店アートギャラリー
Dutch Auction ART NOW vol.2銀座蔦屋書店GINZA ARTIUM出品
グループ展「ARTIST NEW GATE〜神戸セレクション〜」大丸神戸店
個展「色で繋ぐ」静岡カントリー浜岡コース&ホテル
Dutch Auction ART NOW vol.3銀座蔦屋書店GINZA ARTIUM出品
2024年 / 個展「彩が繋ぐ悠久の刻」三島さんしんギャラリー善

▼入選・受賞歴
2013年 / 第9回中札内村「北の大地ビエンナーレ」佳作(賞候補)
2015年 / 第10回中札内村「北の大地ビエンナーレ」入選
2016年 / 第29回上野の森美術館「日本の自然を描く展」JR東日本賞
2017年 / 第4回「飯田弥生賞コンクール」入選
2019年 / 「アートオリンピア2019」準佳作
第9回「サムホール展静岡」奨励賞
「美の起原展」奨励賞
2020年 / 第30回「全日本アートサロン絵画大賞展」佳作
2022年 / 第2回「ARTIST NEW GATE」グランプリ
2023年 / 第2回「FEI PURO ART AWARD」入選
第35回「しんわ美術展」銀賞

 

識者おすすめ作家

赤池 僚也

Ryoya Akaike

識者おすすめ作品

赤池 僚也「Flower」

赤池 僚也「タカアシガニ」

atelierQUOKKA(アトリエ クオッカ)所属

エネルギッシュに製作を進め、クラブのエースとして次々と傑作を生みだしています。
線の強弱が魅力的で、背景を含め形の捉え方が独特です。
圧倒的な存在感のあるネオキュビズムのような作品が生まれ、表現の進化が止まりません。

識者おすすめのコメント

    描きたいモチーフに対し、躊躇せず自由に線を引き、固有色に捉われること無く好きな色を選んで塗る。誰にでも出来そうな事だが、実は一番難しく勇気がいることだ。絵を描く行為は発表をする前提である場合、必ず第三者の感想や意見がつきまとう。それは次の作品の糧になることがほとんどだが、打ちひしがれる時もたまにある。そんなことに振り回されず、ただ描きたい物を自由に描きたいのだが、意識してしまっている時点で既に囚われてしまっている。

 赤池僚也さんの作品は、赤池さんの価値観から生み出された線と色を自由に組み合わせて思い切って表現されている。花瓶に入りきらないであろう大量の花束を、黒い線だけで緻密に描いた模様のようなFlower、翼の模様や頭部をこれまた黒い線で闊達自在に仕切られたBirds by Akaike_2、一目でFreddie  Mercuryと分かるモノクロの人物画。かと思えば、ピンクやオレンジの地に流れるような黒い線と差し色の寒色が素敵な足が、体中から生えているタカアシガニ。エメラルドグリーンで塗られた顔面にストライプ模様と言う大胆な組合せのThe Hippoや、ほぼ抽象化されたカラフルな Mushroom。それが何ものにもとらわれない赤池さんの自然体。私もこうありたいと強く強く心を打たれました。