識者によるおすすめの作品コメント 田中豊稲
田中豊稲 Tanaka Toyone
静岡市美術館(2010年開館)初代館長。
(公財)静岡市文化振興財団業務執行理事(~2024年1月現在)
毎日新聞社大阪本社学芸部長、東京本社企画事業部長、和歌山放送専務取締役、
文化庁・文化審議会委員(美術品国家補償部会)などを歴任。
ハニワ |
関谷 早央 |
Hayao Sekiya |
紙に墨汁・オイルパステル B3/縦 (364×515mm)
2012年よりwaC(ワンダフルアートコミュニティ)所属。
彼の存在があったから、このwaCが生まれたといっても過言ではありません。
表現者としてのセンスはピカイチで、高校時代から全国レベルの作品を残しています。
彼の作品は、デザイナーにも支持され、製品化にもつながっています。
人が好きで、会話も大好き。
識者おすすめのコメント
一目見て、カラフル!!
目に飛び込んで来る。思わず、ウキウキした気分にしてくれる。
描いているのは、多くの人が何らかの画像を見たことのある、縄文の遮光器土偶。その形は知っている。でも、こんなに鮮やかな色彩をまとって描かれると何だか、別物。
土偶が、命を得てこちらに語って来るようだ。特徴的な目なんか、両目ウインクしてこちらに何か問いかけて来るようだ。
関谷さんの絵は、すべてこういう鮮やかな色彩にあふれている。彼が描くと土偶もお魚も植物も風景も輝いている。見る人の気持ちを明るくしてくれる。
絵の楽しみ。そのことを、ストレートに伝えてくれる。