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新着情報

「ふぁいんだー」作品公募展2025 受賞作品・団体一覧

個人賞

静岡県芸術祭賞

静岡県芸術祭賞を受賞した「怖いけど大好きなトイレ」(沼田 晃太朗 作)の画像
作家名 沼田 晃太朗
作品名 怖いけど大好きなトイレ

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幼少期からトイレに強い関心があり、初めての場所ではまずトイレのチェック。音や匂い、明るさ、メーカーの違いに敏感で、ジェットタオルの音や自動で流れるトイレを怖がった。「怖いけど好き」という感覚から、トイレの絵を描く習慣が生まれた。現在はスタイリッシュな小便器やタンクレスの美しさに惹かれているという変化に、成長と表現の深化を感じている。

審査評
毎日毎日トイレに行きます。家のトイレも行きますけれど、家じゃない所にあるトイレもよく使います。安心するトイレもあるけど、そうじゃないトイレもあります。トイレのことが気になる時もあれば、そうじゃない時もあります。トイレのことを忘れていたけど、もよおして来るとトイレのことばかりが気になります。トイレの世界が広がります。(執筆者:日比野 克彦)

後援者賞(三井住友信託銀行賞)

後援者賞を受賞した「擬態」(櫻井 陽菜 作)の画像
作家名 櫻井 陽菜
作品名 擬態

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花の模様を纏ったヒョウが森の中で佇んでいます。

審査評
支店所属員の投票で本作品を選定しました。赤と緑を中心とした華やかな色彩が素敵で、森に潜む花模様のヒョウは獲物を狙っているのかなどと想像させる表現力に満ちた、素晴らしい作品だと感じました。(執筆者:山本 宏征 三井住友信託銀行静岡支店長)

奨励賞

奨励賞を受賞した「ラブレター」(河野 芽衣 作)の画像
作家名 河野 芽衣
作品名 ラブレター

コメント
文字でのコミュニケーションが苦手な作者は、想いを伝えるため、封筒をマスキングテープなどで装飾し、玩具や手紙を封印した特別な作品を郵送しています。これらの作品は、受け取った相手が大切に保管していたことで、世に出る機会を得ました。作者の不器用ながらも温かい愛情と、それを理解し守り続けた相手との深い信頼関係が、この作品の背景にはあります。

審査評
元々は第三者に見せることを意図していないと思いますが、様々な形をした手紙は、どのような気持ちを伝えようとしたのか、見る者の想像を誘います。重ねられたテープの厚みが存在感を際立たせています。(執筆者:植松 篤)

奨励賞

奨励賞を受賞した「工場へようこそ」(ISOMI 作)の画像
作家名 ISOMI
作品名 工場へようこそ

コメント
長く絵画に取り組んできましたが、初めて「ロボット」のモチーフに挑戦しました。新鮮に取り組めたと同時にどう表現するか悩みました。

審査評
1枚の紙面にコミカルな世界観が広がり、ロボットや町並みが躍動して心をわくわくさせる。線の濃淡や色づかいが味わい深く、細部まで丁寧に描かれた表現が、鑑賞者を物語の中へ引き込むような魅力にあふれている。(執筆者:小林 瑞恵)

準奨励賞

準奨励賞を受賞した「サグラダ・ファミリア その1」(宮島 直之 作)の画像
作家名 宮島 直之
作品名 サグラダ・ファミリア その1

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たまたま始めた段ボール工作でしたが、終わることなく1年が過ぎました。切っては貼り、剝がしては塗り…。どんどん大きく複雑になり、色とりどりのアートになりました。彼の中では、この活動は”工事”という括り。いったいいつ完成するのか?!サグラダ・ファミリアを思わせる”工事”です。

審査評
色や形を組み合わせながら生まれる変化そのものを楽しみ、ものをつくる熱中度が伝わってくる。作者は制作というより「工事」という活動として捉えていることにも納得がいく。つくり続ける行為の喜びが伝わる、生き生きとした作品である。(執筆者:小林 瑞恵)

準奨励賞

準奨励賞を受賞した「視線の集積」(佐野 宗也 作)の画像
作家名 佐野 宗也
作品名 視線の集積

コメント
私の日常は急に変化した。他者の視線が怖くなった。通りすがりの人が私を嘲笑っているように感じることや、ときには人に見られていない恐怖を感じることもある。
視線は暴力的である。外に出れば視線に殴られる。その最たる例が学校であった。そんな視線から逃げるように半年間学校を休んだ。
そして私は今、作品に視線が集まることを期待しつつ、それに恐怖する。

審査評
学校机を組み上げた造形はバリケードのようでもあり、檻のようでもあります。そこに、こちらの視線を見返す大小の顔が散りばめられています。パフォーマンスを伴い、自身が苦しんだ視線を作品に昇華させています。(執筆者:植松 篤)

準奨励賞

準奨励賞を受賞した「チョコドンダンガン」(藁科 公平 作)の画像
作家名 藁科 公平
作品名 チョコドンダンガン

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大好きな仮面ライダーになりきりたくて、クオリティの高いアイテムを作ることに集中して作りました。

審査評
チョコレートは大好きです。大好きだけど食べ過ぎると少し胃がもたれます。バキューンと私のこころを射抜いてくれるチョコレート。ドーンと胃袋をもたつかせてくれるチョコレート。チョコのピストルをチョコが入っているパッケージをデザインして作ってみました。作っている時にはチョコを食べている気分になります。食べていないけれど口の中にはチョコの幸せな世界が広がります。(執筆者:日比野 克彦)

審査員特別賞(日比野氏)

審査員特別賞(日比野氏)を受賞した「毎日のお給料の計算」(河合 秀翔 作)の画像
作家名 河合 秀翔
作品名 毎日のお給料の計算

コメント
高校の頃より、毎日の様々なしごとをして稼いだ額を数字に起こし、大切に書き溜めたもの。

審査評
お給料をもらえると嬉しいです。自分が働いたことがお金になって、そのお金で好きなものが食べられたり、好きなところに行くことができます。なのでお給料の数字を紙に毎日書いているときもワクワクします。数字を書いているときに、何を買おうかな、とかどこに行こうかなと、もっともっと貯めて、もっともっと好きなものを買いたいと思っています。数字を眺めていると夢が広がります。(執筆者:日比野 克彦)

審査員特別賞(小林氏)

審査員特別賞(小林氏)を受賞した「マツコの知らない世界」(八木 啓太郎 作)の画像
作家名 八木 啓太郎
作品名 マツコの知らない世界

コメント
何年も前から、自宅で描き続けてきました。

審査評
自分の好きな番組を伝えるために、「こうした表現方法もあるのか」と感じさせる作品。創造力は思いもよらないかたちで立ち上がることを改めて教えてくれる。自らの“好き”を伝えようとするひたむきさと継続の力が、作品全体に満ちている。(執筆者:小林 瑞恵)

審査員特別賞(植松氏)

審査員特別賞(植松氏)を受賞した「growing drawingⅡ【What AI am】」(新井 藍 作)の画像
作家名 新井 藍
作品名 growing drawingⅡ【What AI am】

コメント
この前に「growing drawing」という連作があり、これはその続きです。

審査評
ドローイング(drawing)は線を引くことを意味しますが、それは線描の制作も文字を書くことも含んでいます。絵画的な表現であるドローイングと、考えたことを記した文字が一体的に提示されており、様々な解釈を促します。(執筆者:植松 篤)

団体賞

団体奨励賞

特定非営利活動法人こころのまま(沼津市)

団体奨励賞

irodoriプロジェクト(浜松市)

応募総数トップ賞

atelierQUOKKA(富士宮市)